緊急事態宣言が発令されてから「通常どおりに診療していますか？」とのお問い合わせを何件も頂いています。医療機関は通常通りの運営が求められる施設に該当しておりますので、もちろんすべての医療サービスを変わらず提供させていただいております。
しかしながら外出自粛の影響で来院数はかなり減少しており、来院された患者様の中には「医療機関は院内感染が怖いからあまり来たくない」とのお言葉を頂戴する事も少なくありません。マスコミでいろいろな報道がなされておりますのでご心配される気持ちも十分理解できるのですが、治療を行う医師という立場からは必要な受診は自粛せずにきちんといらしていただき症状を無駄に悪化させることの無いようにお願いしたく思います。
もちろん患者様に安心して受診していただけるように、医療機関として最大限の院内感染対策はとらせていただいております。患者様が実際に触れるものはその都度消毒を徹底し、触れる可能性のあるもの全てもできる限り頻回に消毒をさせていただいております。消毒には「消毒用アルコール」もしくは「次亜塩素酸ナトリウム」を対象物や用途に応じて使い分けて使用しております。
またご不便をおかけして申し訳ないのですが、発熱が認められる方の待合室への入室はお断りさせていただいております。待合室に用意させていただいておりました雑誌やパンフレット等も現在は感染予防の観点から撤去させていただいております。またエントランスは解放のままとして換気にも配慮させていただきながら診療活動をしております。
もちろん医師をはじめ看護師や他の医療スタッフの健康状態も毎日モニターして、少しでも異常があれば出勤停止とするルールも策定しております。
もともと「皮膚科」という診療科の特性上、新型コロナウイルスの患者さんが来院される可能性はきわめて低いと思われます。もちろん無症候患者さんであればわかりませんが、それは医療機関でなくても全ての場所で同リスクです。
ですから必要な受診及び治療に関しては、必要以上に自粛することなく安心して来院していただきますようにお願い申し上げます。
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