日本皮膚科学会中部支部総会に参加してきました (2018-10-28)

大阪市中の島の大阪国際会議場(グランキューブ)で開催された
中部支部総会に参加してきました。

支部総会は皮膚科学全領域が網羅された学会ですが。
今回は光線治療や乾癬がメインテーマとして様々な
講演が用意されていました。

土曜の診療を終えてから新幹線に飛び乗り、会場に到着
したのが17時頃でした。ちょうどきゃりーぱみゅぱみゅ
のコンサートが同じグランキューブであって、開場時間が
重なり同じエレベーターでファンと一緒になったのですが、
扉が開いても降りない私に「会場はこの階ですよ」って(笑)
完全にファンと勘違いされたのでした。

学会というとほとんどの参加者は地味なジャケットにネクタイ、
私はいつも派手目なラフな格好(この時は確かパステルカラー
の薄手のジャケットに柄シャツでノーネクタイ)、まあ誤解
されても仕方ないかなと。知り合いのドクターからも君は
身長が高く目立つ格好をしているからすぐ会場で見つけられる
と重宝されているみたいですが・・・

ところで本題、今回は1日目のイブニングセミナー「皮膚の
バリア構造異常とスキンケアの重要性」興味深く拝聴しました。
バリア機能の基礎として皮膚科専門医試験の過去問を絡めての
講演でしたが近年の試験はレベル上がっています。
私はちょうど新制度で筆記試験と口頭試問が導入された第1回
の専門医試験を受けたのですが、まあ平成5年ですからそれから
25年で新しい知見もたくさん加わったのですから当然でしょうが。

当時はどのような試験様式になるのかも全くアナウンスもなく、
出題範囲は電話帳の倍ほどもある1000ページを優に超えた本を
買わされてから「ここから出題するのでよろしく」状態でして、
もう今更とほとんど対策をせずに(というかできずに)受験した
事を思い出します。医局で受験者が私だけという状況で合格への
プレッシャーを抱えて東京に受験に行った事を今でも思い出します。

2日目の「紫外線のトピックス」というシンポジウムでは日常的に
診療に使っている光線治療器についてと乾癬の光線治療ガイドライン
についての理解が深められた有意義なセッションでした。

大阪は新幹線飛び乗りで気楽に行けて食・人・街の全てがフランクで
好きな土地です。時間があれば「喰い倒れ」もしたかったのですが、
今回はとんぼ返りでおあずけだったのが残念でした。

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