日本小児皮膚科学会に参加してきました (2018-07-15)

連休の初日に東京で開催されている小児皮膚科学会に参加してきました。
この学会は小児の皮膚疾患を小児科医と皮膚科医が一緒になって情報交換を行い、それぞれの立場から診断・治療について学ぶ事を主旨としています。
小児の皮膚疾患の対応は、大学病院をはじめとする基幹病院では皮膚科医が担当するのですが、実際の日常診療(特にクリニックレベル)では小児科医が治療を行っている割合も多く、皮膚科専門医としては外用剤の使用方法など治療内容に疑問を感じるケースも少なくありません。逆に小児科専門医からみたら、特に基礎疾患を抱えた小児の治療方針等で違和感を感じるケースも少なからずあると思います。
患児と保護者の利益になることであれば、診療科の垣根を取り払って連携できるこのような学会がもっと発展する必要があると思います。
私は20年近く前から毎年参加していますが、当初は皮膚科医主導だった会も、参加者も倍以上となり特に小児科医の参加が増えたことにより、皮膚科医として新たな考え方を学ぶ事ができる有意義な機会となりつつあり、今後の発展が楽しみな学会です。
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