祝!25周年 (2018-06-01)

 本日6月1日で医療法人桃源堂は開院25周年を迎えました。これもひとえに患者様と医師会及び学会の諸先輩方、大学及び基幹病院関係者の方々の温かいご支援のおかげと思っております。この場をお借りして心より感謝申し上げます。

 思い返せば平成5年6月1日柳川に診療所を開院した当時は、わからない事だらけで困惑する事も多々ありましたが、地域の先輩医師の助言やスタッフの協力に助けられて何とか大きな支障もなく開業をスタートさせる事ができました。

 開院してまもなく当時の皮膚科のクリニックとしてはまだ珍しかった、炭酸ガスレーザー(手術用レーザー)・ルビーレーザー(黒アザ)・ダイレーザー(赤アザ)・アレキサンドライトレーザー(脱毛)・半導体レーザー(疼痛治療)とレーザー機器を揃え始め、新たな皮膚科診療のスタイルを模索し始めた当時を懐かしく思い出します。

 もともと「悪性黒色腫及び色素細胞系腫瘍のMRI診断」といったテーマのリサーチを大学在籍時代に手掛けていたような、「新しいもの好きで機械好き」な性分がそのような診療を志向させたものと思いますが、さらに理想の診療スタイルを求めて平成15年8月福岡市薬院の地に新たなクリニックをオープンさせる事になりました。

 今から15年前に薬院のクリニックを開設した当初は、まだ「美容皮膚科」という言葉もなく、美容医療は外科的に形状を変化させるものという認識が一般的で、皮膚の色調や質感を扱う医療はなかなか認知していただけずに苦労したのを覚えています。毎日が試行錯誤の連続でしたが、新しい挑戦の日々は今思い返してもとても楽しい時間でした。

 まだ若く体力も気力も充実していた時代だからこんな思い切った事が出来たのだと思います。薬院のクリニックを何とか軌道に乗せることができたのも、私が転出した後の柳川のクリニックを引き継いで院長として立派に職務を果たしてくれている医師である妻の内助の功のおかげと感謝しています。おかげで25年無事に自分の理想とする医療を追い求めて今日を迎えることができました。そのような意味で環境に恵まれていたと思っています。

 さて節目を迎えての展望ですが、体力と気力の許す限りまだまだ新たな知見や技術の吸収に積極的に努めて、来院していただく皆様に安全で安心かつ的確な皮膚科医療及び美容皮膚科医療の提供を今後も続けて参りたいと考えております。

 25年・四半世紀という節目を意識してしまい、少々筆に力が入りすぎた文章になってしまいましたが、これから先も気兼ねなく何でも聞ける気さくな雰囲気の診察室で冗談を飛ばして笑っている「Dr.ももたろう」はいつも変わらずそのままですので、今後とも宜しくお願い致します。

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薬院高橋皮ふ科クリニック 福岡市中央区薬院1-5-11 薬院ヒルズビル2F 092-737-1881